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良寛さまと乾杯!

    平成21年2月25日 
旧暦 平成21年2月1日)

<良寛さまはお酒好き>

「新潟日報」の朝刊第一面に、毎日、良寛さまの歌が紹介されており、お酒の歌を見つけました。

平成20年12月
9日には    「さすたけの 君がすすむる うま酒に さらにや飲まん その立ち酒を」
平成20年12月13日 は  「雪あられ 槇(まき)の板屋に 降る音を 聞きてすすめむ 一杯(ひとつき)の酒」
平成21年 2月18日 は   「宮酒(みやざけ)は 近しとぞ聞く その日々や われはい行かん 宮酒たうべ」

調べてみましたら、良寛さまはお酒が大好きで、酒をテーマにした歌がたくさんありました。酒好きの私にとって、良寛さまが
急に身近な存在に思え、良寛さまと酒を酌み交わしていたような感じさえいたします。良寛さまの歌をもとに、季節ごとに
良寛さまにお勧めするお酒と肴を考えてみました。季節は「旧暦」を用いました。旧暦の概略は「こちら」 からどうぞ。

弟子が良寛さまを評して以下のように云っています。

  師常ニ酒ヲ好ム。シカリト云ドモ、量ヲ超テ酔狂二至ルヲ見ズ

酔っ払って醜態を見せる事はなかったようですが、これは難しい事です。私などすぐに酒に飲まれて正体不明。
いつも反省するのですが、2日もすると忘れます。

良寛さまは漢詩を依頼されたら「まずは酒」と云って飲み、飲んだらよい気分になって漢詩は後回しとなりました。
何ともおおらかで、楽しいです。

  漢詩(からうた)を  作れつくれと君は 言へど 御酒(みき)し飲まねば 出来ずぞありける
  大御酒(おおみき)を 三杯五杯(みつきごつき) たべ酔ひぬ 酔ひての後は 又出来ずけり」



<新年>

(あめ)が下 のどけき御代の 始めとて 
けふを祝はぬ 人はあらじな


今日のお正月を祝わぬ人はいないと、こころの底からお正月を
祝っています。良寛さまは子供のようにまっすぐな気持ちで
毎日を過ごされていたようですね。


お正月は大自然に感謝し、郷土に感謝し、祖先に感謝し、
家族に感謝する。そして、ふだんは飲めないとっておきのお酒で
良寛さまと乾杯をしたいです。純米大吟醸酒です。


八海山 純米大吟醸酒 金剛心
800mL 


さすたけの 君がすすむる うま酒に
さらにや飲まむ その立ち酒を
 

良寛様の支援者であった、庄屋の阿部定珍さんは、造 り酒屋
でした。お正月に阿部家で飲む酒はさぞ美味かったことでしょう。
お礼を申し上げ帰ろうとした時「さらにもう一杯」と勧められて、
立ったまま酒を飲んだのでしょうか。

お正月は大勢の方が集まるので、いろいろな種類のお酒を用意
して、飲み比べると楽しいです。大吟醸酒・純米吟醸酒・原酒・にごり酒など、日本酒はさまざまな表情をもっています。

さらに日本酒はブレンドが可能です。異なった性格の酒を
ブレンドすると、思いもかけない味わいとなりますよ。

 




新潟地酒飲み比べ 四合瓶6本
季節によって詰合せが変わります。
 

我が恋は ふくべでどぢやうを おすごとし

「ふくべ」はひょうたんのこと。ひょうたんでどじょうを押しても、
「すべすべ」と「ぬるぬる」では、とらえどころがありません。

良寛さまは、我が恋はいかがと心配しているようですが、
40歳も年下の貞心尼さんとは、素晴らしいカップルでした。

瓢箪の季語は秋ですが、おめでたい形であることと、これまた
おめでたい恋の話でしたので、お正月としてご紹介しました。


おめでたい瓢箪容器 八海山 一合2本
純米吟醸酒 吟醸酒 

 

新年の肴

お正月にはお節料理をご用意されると思いますが、子孫繁栄を願った、 魚卵をどうぞ。「数の子」「鱈子」「いくら」など、
お酒がすすみますし、お節が二段階もグレードアップいたします。


 


数の子醤油漬
 


いくら醤油漬

<春  旧暦では一月から三月が春>

睦月(一月)  H21年の太陽暦では 1/26〜2/24
如月(二月)  H21年の太陽暦では 2/25〜3/26
弥生(三月)  H21年の太陽暦では 3/27〜4/24

平成20年の旧暦のお正月は、2月7日でした。平成21年は1月26日ですので、10日以上も暦が早く進んでいます。

 

その上は 酒に浮けつる 梅の花
土に落ちけり いたづらにして

良寛さまは梅の花を杯に浮かべて、春を楽しんでいます。
梅の開花は睦月。新暦ではほぼ二月です。
上手に燗をしたお酒、梅の花、春の使者でございます。

 

さけさけと 花にあるじを  任せられ
今日もさけさけ 明日もさけさけ

私が「今日もさけさけ明日もさけさけ」と言ったら、ひんしゅくを買いますが、良寛さまの言葉 ですと自然です。でも、ここまで純心に花と酒を愛でることは難しいです。

私などは、花を前にしても、とり越し苦労や持ち越し苦労、はては現在直面している難問などで、花と酒に向き合う
準備ができていません。良寛さまにお酌をしながら修行です。

 

(かわず)鳴く 野べの山吹 たをりつつ
酒に浮べて 楽しきをつめ

山吹の開花は弥生 。新暦ではほぼ四月です。
梅・桜・山吹に限らず、季節の花びらを杯に浮かべたら
風雅な酒となりそうです。

以前、桜の花と春蘭の花をお酒にいれて試しました。
その様子は「こちら」からご覧ください。


花見のおつまみは、乾物が便利です
 


花の季節は「ちらし寿司」がつきものです。
さけ茶漬、いくら、晩菊で、鮭寿司をどうぞ。
 


春のお酒


春は新酒の季節です。しぼりたてのお酒は、新芽のように瑞々しいです。

ワインは「ボジョレ・ヌーボー」と新酒のお祭がありますが、日本酒も新酒祭が
ほしいです。新潟では毎年「酒の陣」というお祭があります。
 


吉乃川 六段仕込
300mL 
ほんのり甘口
春の限定品

<夏  旧暦では四月から六月が夏>

卯月(四月)  H21年の太陽暦では 4/25〜5/23
皐月(五月)  H21年の太陽暦では 5/24〜6/22
閏皐月(五月) H21年の太陽暦では  6/23〜7/21
水無月(六月) H21年の太陽暦では  7/22〜8/19

平成21年は夏に閏月が入ります。暑くて厳しい夏が長くつづきそうです。
 

天(あめ)も水も ひとつに見ゆる 海の上に
浮かび出(い)でたる 佐渡が島山


佐渡は良寛さまのお母様のふるさとです。毎日毎日眺めて
いたことでしょう。新潟から佐渡を眺めると、晴天の日には
佐渡がよく見えそうですが、実際は違います。

佐渡がくっきりと見えるのは日本海に低気圧があって、
天気が崩れそうな気配がある時です。

この歌で云う「空と海が一つに見えると時」とは、どんよりと
曇って天気がくずれそうな時なのでしょう。

蒸し暑い夏には、辛口の酒を冷たく冷やして飲むと
生き返ります。良寛さまのお母様の郷里、佐渡の蔵元
「真野鶴」の、辛口吟醸酒をどうぞ。

 


佐渡の真野鶴
辛口吟醸酒 四合瓶 
 

草むらの 蛍とならば よひよひに
黄金の水を 妹(いも)たまふてよ


良寛さまは托鉢の帰り道、与板の山田家に立ち寄って
黄金の水( お酒)を所望したそうです。夕方になると
現れるので、山田家のお手伝いさんの「およし」さんから
「蛍」というあだ名をつけらてしまいました。

この話を社員に聞かせましたら、「良寛さまは提灯をもって
いたのかしら」といいました。夏の夕方、提灯をさげて
来たら、まさに蛍ですね。

良寛さまの時代は無理でしたが、現在は身近に氷があり
ますので、日本酒をオンザロックで飲むことができます。
アルコール分が高い原酒に氷を入れグッとあおると、夏場は
最高ですよ。良寛さまに飲ませてあげたかったです。

米焼酎のオンザロックも夏むきの飲み方です。

 


越の華・蔵出原酒 

八海山米焼酎 


夏の肴

夏のは肴は「茶豆」と「十全なす」。茶豆の香りはなんともいえません。ざるに山盛を用意しても一人で食べてしまいます。
 




<秋  旧暦では七月から九月が秋>

文月(七月) H21年の太陽暦では   8/20 〜 9/18
葉月(八月)   H21年の太陽暦では  9/19 〜10/17
長月(九月) H21年の太陽暦では  10/18〜11/16

H21年は夏に閏月が入ったので、秋も残暑が厳しいようです。

 

あしびきの 山の紅葉を かざしつつ
遊ぶ今宵は 百夜継ぎ足せ


「徹底的に遊ぶので、百日分の夜を継ぎ足せ」と良寛さまが云っています。春には桜を愛でて「今日も酒、明日も酒」と
詠っていましたが、同じ心境なのでしょう。心の底から紅葉を
愛でて、酒を飲んでおられます。

茶道に「一期一会」という言葉がありますが、良寛さまが
紅葉に向き合う姿勢も同じように思いました。「生涯に
ただ一度」という気持ちで、雑念を排除しておられます。

でもこのはしゃぎようは、良寛さま一人ではなく、貞心尼さん
が脇におられたのかもしれませんね。

秋のお酒は「ひやおろし」です。春に絞った新酒が夏を越し、
まろやかに熟成いたしました。飲みますと体の底に染みいる
ような心地よさを感じます。

冷やでも結構ですがぬる燗で飲めば、紅葉も綺麗、
お月さまも素敵、お星様はキラキラ。お伽噺の世界に
入りそうです。
 


鳳麟蔵 四合瓶
吟醸酒
秋の限定品

 


越の誉 四合瓶
特別純米酒
秋の限定品

 


うらを見せ おもてを見せて 散るもみぢ

酒の俳句ではありませんが、あまりの迫力でしたので、
ご紹介します。良寛さまが最後に口にした俳句との事 です
ので、もみじが散る様子から、自分の一生を省みておられるのでしょう。

「そんなに自分を繕う必要はないよ。人には良い面もあれば
悪い面もある。得意分野があれば不得意分野もある。
まず自分のありのままの姿を受け入れなさい」と云っている
のでしょうか。また「紅葉に限らず、寿命が尽きたら表も裏も
すべてがさらけ出される。隠していても無駄だよ」とも云って
いるようにも感じます。

「ほっとする禅語」(二玄社)に「春は花 夏ほとときぎす
秋は月 冬雪さえて涼しかりけり」の解説がありました。
「あなたは誰、何をしたいの、何がすきなの、何が嫌いなの
何に感動するの」という意味だそうですが、良寛さまの句と
あわせて読むと考えさせられます。

米だけで作った極上の純米酒を、良寛さまに飲んでいただき
たいです。私も良寛さまの心境に近づきたくて、飲んでみま
した。酒は美味かったですが取り繕う性格は治っていません。

 



吉乃川  四合瓶 
特別純米酒

 



八海山 四合瓶
純米吟醸酒

 

酒の肴には、大吟醸粕漬がぴったりです。春にお酒を
絞ったときにでた酒粕を、ぴったりと封をして寝かせ
夏をこさせました。

お酒は熟成して「ひやおろし」となりますが、酒粕も
熟成すると、香りと旨さが格段に向上いたします。

新鮮な魚介に塩をして、大吟醸粕に漬込むと、優雅な
粕漬が出来上がります。焼きたてのアツアツをどうぞ。
鱈子や筋子は、生のままお召し上がりください。

熟成したお酒と熟成した酒粕。時の力は偉大です。


<冬  旧暦では十月から十二月が冬>
神無月(十月)  H21年の太陽暦では   11/17〜12/15
霜月(十一月)  H22年の太陽暦では   12/26〜1/14
師走(十二月)  H22年の太陽暦では    1/15〜2/13

平成21年は、冬の訪れが遅く暖冬気配のようです。

 

雪あられ 槇(マキ)の板屋に 降る音を
聞きてすすめる 一杯の酒


冬の五合庵での出来事でしょうか。雪あられの音を
酒の肴に「もう一杯」と酒を勧めています。寒い時期は
熱燗が美味いです。四合瓶では間に合いませんから、
一升瓶でいかがでしょう。

現在、板ぶきの屋根の家はほとんどありませんが、あられが
ふる音は、リズミカルで楽しいです。

台所にいますと、あられがブリキ製の換気扇の排気口に
当たり、送風ダクトに反響して「チンチン・カンカン」と大きな
音を奏でます。こんな時に友人が訪ねてくれたら、
「まずは酒を」ですね。

新潟の料亭のご主人や女将が共同で作り上げたお酒をお飲みください。名前「のもうれ」とは新潟の方言で
「さあ、一緒に飲みましょう」という意味です。燗をしても味が変わりにくいお酒です。

お酒の燗は高温で短時間が鉄則です。ぬるいお湯で
長時間の燗をしますと、べたべたと甘いお酒となります。
蔵元に聞きましたら「85度、一分半」との事。どうぞ
お試しください。
 

 


吉乃川   のもうれ  一升瓶 
本醸造酒 

 

よもすがら つま木たきつつ 円居(まろい)して
濁れる酒を 飲むが楽しさ

いろりを囲んで、どぶろくでも飲んでいるのでしょうか。
素朴な味わいで、心が安らぎます。いろりにかざした鍋には、どんな御馳走が煮えていたのでしょう。いろりで鮭も焼いて
いたのでしょうか。

今のお酒で素朴な味わいと云えば「にごり酒」です。寒い
季節、鍋を食べながら「にごり酒」を飲むと、しみじみ幸せと
感じます。吟醸仕様の「にごり酒」を良寛さまに飲んで頂き
たかった。

このお酒は酵母が生きていますので、発酵が続いています。栓に穴があいていますが、強くふると吹きこぼれますので、
ご注意ください。

酒粕には栄養成分が豊富に含まれています。美味い、
体に良い、見た目が綺麗と、なかなかの優れものです。

もうひとつ、八海山の原酒「越後で候」です。アルコール分も
高く、濃厚な味わいですので、鍋にぴったりでございます。
「雪のなかの酒」と銘うつどおり、12月のみの出荷です。


越の華 四合瓶
吟醸にごり酒 

 


八海山原酒 四合瓶
 冬の限定品

 

 

冬の肴

粕味噌鍋をお勧めします。かつおダシをとり、越後味噌でやや薄めの味わいに整え、 味噌の半量ほどの「八海山吟醸粕」を
加えます。お好みの具を入れてください。魚介、豚肉、牡蠣、何でも美味いです。毎日の味噌汁に酒粕をお使いください。
 

粕味噌鍋


新潟の郷土料理の焼漬もお酒がすすみます。冷凍設備がなかった頃、たくさん獲れた鮭を白焼にして、酒・醤油・みりんのタレに
漬けて、調味と保存をいたしました。鮭には美味しい味がつき、鮭の旨みが染み出したタレは正月料理の味付けに用いたそうです。
 

 


焼漬


新潟 小川屋 
〒951-8063 新潟市中央区古町通5-611 
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